リレーブログ | 社会福祉法人 鳥取こども学園

社会福祉法人 鳥取こども学園は、キリスト教精神にもとづいて創立されました。その基本理念は『愛』です。

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  • 第31回「はい、喜んで!」社会福祉法人鳥取こども学園 事務局長 山根章明

    はじめまして 事務局長の山根です。

    普段はパソコンの前に座り事務仕事をしていますが、建物設備保守や備品の修理をすることがあります。

    修理依頼があると、まずは症状・状態を確認します。これまで業者さんの修理に立ち会う機会も多く、単純なことが原因で不良が出ることもあり、最初に自分で見て、自分で直せるのか専門業者に依頼するのかを考えます。
    例えば、洗濯機の排水が出来ないときは、排水口や排水ホースにゴミが溜まっていないかを疑い掃除をしてみたり、排水管を覗いてみたりとか。ゴミを除去することで改善されることもあったりします。

    大抵は突然の依頼なので、採用後の数年は背広を着て仕事をしていましたが、建物修繕は服が汚れたりするので、いつしか上着を作業着に変え、ネクタイもしなくなり・・。
    (TPOは気を付けないといけませんが)
    昔は「なんで今なの!」ってイラつくこともありましたが、最近は「はい、喜んで!」と思うようになりました。
    パソコンを前にずっと座っている仕事なので、体を動かすことは気分転換になっていいのかなって思っています。


    2020.07.14

  • 第30回ここに『在る(居る)』事の不思議を味わいつつ 鳥取こども学園希望館 兼 こころの発達クリニック 精神科医 川口孝一

    今年度4月より古巣である希望館とクリニックを兼務させて頂く事になりました。

     新型コロナの生み出す(ウイルスさんに悪気は無いのでしょうが、私たち人類に大きな『禍』をもたらしています)初めてだらけの事態に戸惑い窮屈さを感じつつ、長引く非日常の中で、これまで『あたりまえ』と思っていた事に『ありがたさ』を感じさせてもらい、更に貪欲に「元に戻るのではなく、新しい生活スタイルを生み出せないものか」とも考えたりもしています。こんなおとな以上にこどもたちは、先の見えない不安や窮屈さを感じつつ、それでも懸命に『今』を生きています。そんなこどもたちの姿(同時に共に在る保護者さんや職員の姿も)を見ていると、不憫さだけでなく、未来への希望も感じます。
     この度のクリニック外来診療の縮小に際して、ご協力頂いた(転院や診察時間の短縮等)患者さんや医療機関の方々に、また非常事態に際し手作りマスクを寄贈して頂いた方々に(写真の私の好きな『リサ・ガス』柄のマスクも患者さんから頂きました)、この場を借りて改めて感謝致します。ありがとうございました。
     ところで、このリレーブログの番が回って来た時、文書作成依頼があると必ずやって来る『憂うつ』君がやはりこの度もやって来ました。実は私はこどもの頃から読み書きが苦手でした。小学1年生の時には、担任の先生にただ1人(当時1クラス45人近くいたと思います)放課後残されて、本を1冊音読させられて(失礼、『させてもらって』ですね)いました(その甲斐無く、今も活字アレルギーです)。それに加えて、注意欠如多動症特性も色濃くあります。そんな私は医学生の頃は、読み書き苦手でじっとして居られないので(医師は理系ですが、文系要素も強い)精神科医には成らないだろうと思っていました。しかし気が付いたら、偶然の重なり合いで精神科医に成っていました。そして精神科医として仕事をしているうちに、「私が精神科医に成ったのは自分の治療のため(自分を知るため)だったのだ」と気付きました。そして仕事の内容も自分の気づきと平行して進んで行きました。職業選択には意味があるのだと思いました。そんな不思議を味わいつつ今も精神科医をしています。
     私の臨床理念は、小学2年生の担任の先生との関わりに原点があります。2年生の時、私は商売(和洋菓子屋)が忙しい家に学校が終わっても帰りたくなかったのか、担任の先生に「放課後に廊下を掃除させて欲しい」とお願いしました。先生が一緒にやってくれるとは思っていませんでした。ところが先生は特に理由を聴くわけでもなく、黙々と私と一緒に木造の長い廊下の乾拭きをくる日もくる日もして下さったのです。先生とのこの時間の心地良さを今も忘れていません。お陰で2年生が終わる頃には2年生の廊下はピカピカに成りました。「『doing』ではなく『being』」、それが私の臨床理念です。
     学園のこどもたちとの関わりが増えてくると思いますが、たまたま医師免許を持っている『おじいちゃん』として、こどもたちと伴に『在れ』たら良いなと願っています。よろしくお願い致します。


    2020.06.03

  • 第29回『はじめまして 鳥取みどり園』 保育所 鳥取みどり園 園長 西垣 恭子

    創立記念樹の園前の桜が満開の4月、新しくやってきてくれた子どもたちと一緒に私も鳥取みどり園の仲間入りをいたしました。

    何もかも初めてだらけの毎日の中、私が今、一番頑張らないといけないことは、子どもや先生の名前を覚えることです。歳と共に記憶力も衰えてきたなあと実感する毎日の中、園の先生たちは、日々丁寧にクラスの子どもの様子を知らせてくれます。しかし、名前を聞いても分からず、伝えてくださる内容がすうーと心の中と頭の中に入ってこないことに申し訳なさを感じることしばしばで、「どの子のことかなあ?」と、顔を見に行ったり名簿を確認したり…。
    初出勤の日から4週間が経ちましたが、いまだに分からないことだらけの園の業務に追われていて、もっと保育室へ行ってみなくっちゃあと思いつつ、一日が終わってしまい反省の日々を過ごしています。そんなこともあり、0歳児のクラスへ行くと、私の顔を見ると人見知りをして泣き出す子どももある始末です。
    そんな中でも今の唯一の救いは、廊下で私を見かけるとやさしく微笑んでくれたり、名札をさりげなく見せてくれたり、グランドでマラソンをしている年長児や年中児の所へ行き大きな声で、「すごい!すごーい!」と一人一人にエールを送ると、私をちらっと見て得意げに力走する子どもたちがいてくれることです。少しずつ子どもたちの仲間になりつつあるのかなあ…と勝手に嬉しく思っています。

    鳥取みどり園で生活をしてみて嬉しいことが沢山あります。まず、第一に子どもたちの生きる力の逞しさを感じています。3歳児は立ってズボンが履けますし、失敗して先生に洗ってもらった下着もシャカシャカ袋を指で広げ自分で入れてさっさと鞄に片づけています。
    また、グラウンドの外周を走る子どもたちの速さがものすごいです。そして、何周も何周も粘り強く走ろうと頑張りますし、転ぶ子どもが本当に少ないことです。バランス感覚と持久力が育っていることを実感しています。
    また、キリスト教保育の生活の場で、毎日クラスのみんなで声を揃え「イエスさまのお祈りをとおしておささげします。アーメン」とお祈りをし、「月の聖句」と「月の讃美歌」を歌って育ってきているからでしょうか、年長児のリズム感がいいことにびっくりしています。例えば給食の献立の「しめじともずくのすましじる ♫♫♫♫ ♩.♪♩  」なんてリズムも、即時反応で手たたきをやってのけますし、なんと、28人全員の音がきれいに揃うんです。これにも本当にびっくりしています。
    そして、嬉しいことはまだまだあります。毎日の給食がとっても美味しいことです。肉も魚も全く臭みがありません。お汁もだしがよく効いていてコクがあります。食材の数も豊富で、給食費大丈夫?と思ってみたりもしています。ちなみに保護者アンケートでは給食の満足度99%です。なかなか取れない点数です。
    長くなりましたが、最後にもうひとつ嬉しいことは、本園が、広い学園の建物の中央にあり、いつも守られているという安心感のある生活が送られることです。先日も、子どもたちと一緒に散歩へ出ようとしていた1歳児クラスの先生が、園前の桜の木に猿が居たのを見かけ、「どうしよう!!」と慌てふためいていた時、あっちからもこっちからも学園内の先生方が集まって来てくださり情報を入れてくださいました。本当に心強いです。
    こんな素敵な学園の中にあり、70年もの歴史のある鳥取みどり園で、頼もしい先生方や子どもたちと共にこれからの保育人生が歩めますことに感謝いたします。


    2020.05.01