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春、暖かくなり、分校分教室やてくてくのある希望館教育棟玄関前の花壇は、色とりどりの花が咲きました。
冬のあいだ、地面にぺたっと元気がない様子で「もう枯れてしまったかな…」と思っていましたが、
春の訪れとともに、見ちがえるような、青々とした葉&あざやかな色の花があらわれました♪さむ~い冬をこえて球根だったチューリップは、黄色い花が咲きました。
みんな一列に並んでいるのが、なんともほほえましいです。今年もハナミズキはピンク色の花が咲き、花壇をいっそう華やかにしてくれました。
そんな花の姿が素敵なひと時につながってほしいという思いを込めて、担当は独断でこの花壇にHope Flower Garden 【希望の花が咲く庭】 と名付けてみました
館長は「いいねー!」と大喜びしていました。ときどき、花壇に目を向けて、季節のうつろいを感じる時間を作ってみてはいかがでしょう(^^)/
『鳥取こども学園希望館通所部門 東中学校のぞみ分校と修立小学校分教室は、福祉、医療、そして教育が力を合わせる中で、福祉を必要とする子どもたちの「伴走者」であり続けたいと思っています。
てくてく』は、「学校に行きにくいな」「人とどう関わったらいいんだろう」などの悩みを持つ子どもたちと、職員が一緒にいろいろな活動に取り組む中で、自分らしさや次の目標を探していく場所です。
今後もてくてくでは、様々な体験活動を通して、子どもたちが経験と自信を増やしていけるよう支援したいと思います。
2025.05.08
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今日のブログは、希望館の心理チームからお送りします。
タイトルの「エモリンク」、皆さん「はて?エモリンクって何?」と思われましたよね。
エモリンクとは・・・
感情・情緒を意味するエモーション【emotion】
繋がる・繋ぐを意味するリンク【link】
を組み合わせた、希望館オリジナル造語です。
人と人との感情のリンク【関係づくり】
自身の言葉と感情のリンク【言語化】
自身の現在と将来のリンク【成長】
この3つのポイントを大切にしたいと思い、この「エモリンク」を発足しました。
何をするのかというと、簡単に言えばグループワークです。聞き慣れない方もおられると思いますが、具体的な説明は長くなってしまうので、割愛させていただきます。
読み進めていただければ、何となくのイメージはできるかもしれません。
今までは、こうしたグループワークをするときの対象はこども。ですが、この「エモリンク」は大人【1年目から3年目の職員10名】を対象としました。
今回は初回です。とても良い天気だったので、初回はグラウンドですることにしました。10名全員が「どんなことするんだろう・・・」と緊張と不安な様子。そんな気持ちが視線になって、前に立つ私にグサグサと・・・(笑)
まずは、そんな緊張をほぐすためのウォーミングアップをしてから、メインのエクササイズは「10人11脚」
最初はなかなか進みませんが、それでも全員で息を合わせながら、どうしたらうまくいくか意見を出し合いながら、少しずつ前に、一歩しか進めなかったのが二歩三歩と続くようになります。
そうしていると苦労している横から、こちらが課題。「全員でGOALを設定して、GOALをすること」。
自分たちの現実を受け止め、少し頑張ったらできるGOAL設定を、全員で考えます。GOALは距離でも、時間でも構いません。とにかく今の現実を全員で受け止めて考えること。そこが大切です。出てきたGOAL設定は、「往復のコース【大体40mから50mでしょうか?】を〇分以内!【数字は想像してください】」。そこに向かって全員で息を合わせてスタート。結果は大幅に設定をクリアしました。そのあとは、今回やってみて感じたことなど、各々が話して気持ちをシェアする時間です。全員、まだどんなことを言えば良いのか、探りながら話しをしている印象でした。でもその中で、「ここに来るまでは不安だったけど、やってみて、次も何とかできそうな気がした」と、気持ちを少し素直に言葉にする職員もいました。
こうして、素直な気持ちで繋がれるようになっていけたら良いですね。
「エモリンク」を通して決して、ただ職員同士で仲良くなってほしいわけではありません。
日々こどもと生活し、向き合っていると、どうしても心身共に疲弊をし、素直さ・冷静さ・大切なもの・そして自分を見失ってしまうことがあります。そして、そのままの状態を放置すると、自分を守ろうと、心に分厚い鎧を着せて何も感じないようにしたり、自己効力感【自分ならできるという感情】は下がり、自ら成長を止めてしまうことに繋がります。
まさに「忙しい(いそがしい)」という字、「心」を「亡くしてしまう」状態になってしまいます。
このブログを読んでくださっている皆さんにも、とても忙しくて、心を亡くしてしまっている時って、きっとありますよね?
そうなってしまう前に、ふと肩の力を抜いて、自分の中にある感情や感覚を言葉にし、みんなに受け止めてもらい、尊重し合うことで、心の鎧を脱いで、自分ならできるという気持ちを思い出す。
長々と書きましたが、そうした部分を狙いにしています。
今まで、心理チームはこどものカウンセリングやプレイセラピー、心理的な視点の中で「こどもの最善の利益」を考えてきました。そうした中で、この「エモリンク」のような取り組みも、「こどもの最善の利益」に繋がるのでは?と考えました。
大人の成長が、こどもたちの成長にも繋がり、それが希望館全体の成長にも繋がる、色々なことに繋がる、そう思うと、もちろん不安もありますが、ワクワクもしています。
「エモリンク」、新たなチャレンジの始まりです。
初回「エモリンク」について、長くなってしまいましたが、皆さん読んでいただきありがとうございました。
希望館心理チーム
2025.04.29
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てくてくだより4月号をお届けします。
今年度もよろしくお願いいたします。
ぽかぽか陽気の春の晴れた日に、ピクニックに行ってきました♫
『てくてく』は、「学校に行きにくいな」「人とどう関わったらいいんだろう」などの悩みを持つ子どもたちと、職員が一緒にいろいろな活動に取り組む中で、自分らしさや次の目標を探していく場所です。
今後もてくてくでは、様々な体験活動を通して、子どもたちが経験と自信を増やしていけるよう支援したいと思います。
2025.04.22