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皆さんはどんなときにほっとしたり、心がふわっと軽くなるような気持ちになったり、うれしいと感じられたりしますか?
私は最近、自分がどんなときにほっとするのか、どんなときにいい気分になるのかを探しています。例えば、美味しいコーヒーを飲んでいるとき、マッサージを受けているとき、気の置けない仲間と何でもないおしゃべりをしているとき、漫才を見たり、美味しいスイーツを食べる、お花を家に飾る、ゆっくりとお風呂に入るなどなどです。
もともと好きなことだったのだとは思いますが、改めて自分にとっての心地よいことに意識をむけると、私はこんなことが好きなんだなあと気づいたり、いい気分ってこんな感じだったなあと実感できているように思います。
そして、気分の良さというのは、特別なときに特別なことで感じるものなのではなく、日々の中にある些細な物であり、それを一つずつ見つけていくと、気分のいい時間が少しずつ伸びていくのだと気づきました。
新型コロナウイルスの影響を受け始めて1年以上、ストレスやいらいら感、閉塞感を感じやすい日々が続いています。気分が一変するような出来事はもしかすると少ないのかもしれませんが、日常の何でもないことの中にある、皆さんそれぞれにとっての気分が良くなることを探しながら過ごしてみるのもいいのかもしれませんね。
2021.06.19
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仕事や作業などを一通り終えて、安心して一休みする時「ほっと一息」と表現しますが、実際、一段落した時、ほっと一息つくと落ち着きます。
この「ほっと一息つく」時、皆さんは息を吸い(吸気)ますか。それとも息を吐き(呼気)ますか。きっと両方でしょうが、私は、最初に少し吸ってからゆっくり吐きます。すると全身の力がスーと抜け安堵の気持ちになります。
この毎日行っている「呼吸」、「息」ですが、生活の中でよく使われてます。怒りが修まったり静まるよう「一呼吸置く」ことをしたり、何の心配や苦痛もなく静かに休む「安息」であったり。また、「呼吸を合わす」、「呼吸をつかむ」「呼吸を飲み込む」、や「息が合う」、「息が長い」、「息が詰まる」、「息を凝らす」等々、生きていくのに大切なことを言っています。
私たちの身体には循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器等の全身の臓器、機能を自動的に調節している自律神経(交感神経と副交感神経)があります(メディカルノートより)。 この自律神経により調節されていますので自分の身体であっても「体温」や「血圧」や「脈拍」を自由に高くしたり低くしたり、多くしたり少なくしたりすることはできません。しかし、唯一「呼吸」は自分で変えることができ、意識的に自律神経にアプローチできるのです。
例えば、血圧が高い時、落ち着いた状態で腹式の深呼吸をすると下がると言われており、私の場合、最大血圧が10~15mmHgぐらい下がります。また、腹式呼吸をすることでリラックスできたり、よい健康状態が維持されると言われています。
今のコロナ禍の、不可抗力のことにどう立ち向かっても難しい時だからこそ、ていねいに自分に向き合い、この「呼吸」を大切にしたいと思っています。
『最初は、口でゆっくり10秒間吐き、次に、鼻で吸う。』
ちょっとしんどいなと思った時やってみようと思っています。
2021.03.19
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私の大好きなエピソードをご紹介します。
同い年のA君とB君。A君はいろいろなことを楽しみながらどんどんチャレンジし、遊びの幅を広げていました。B君は、A君をはじめとする周りのお友達の真似をしながら、自分は何が好きで、どんなことが楽しいのかと、たくさんのことを試しながら自分に取り入れているようでした。
ある日、あまりにB君がA君のやることなすこと全ての真似をするので、とうとうA君が「もう、やめてよ。」と怒り出したので、私が思わず、「B君はA君のことが好きなんじゃないかなあ」と言うと、A君が「でもB君は大好きって言ってないもん!」と。
口喧嘩を始めるのではないかという私の心配をよそに、A君はとても素敵な発想を持っていて、その一言で私だけでなくみんなの気持ちをほっこりと温めてくれました。
そしてその後、B君も「大好き」という気持ちをたくさん表現してくれました。これは、私にとって、とてもうれしい思い出深いエピソードです。
大人になると、「大好き」ということを言葉にするのは少し恥ずかしく思いがちですが、大切な人たちに気持ちを言葉で伝えてみると、一段と素敵な関係を築いていけるような気がします。
2021.02.15