支援センター希望館ブログ | 社会福祉法人 鳥取こども学園社会福祉法人 鳥取こども学園

社会福祉法人 鳥取こども学園は、キリスト教精神にもとづいて創立されました。その基本理念は『愛』です。

TEL. 0857-22-4200
ホーム > 支援センター希望館ブログ

支援センター希望館ブログ

  • 夏になると見たい映画

     初夏の風が心地よく吹き、あじさいの花が芽吹いています。梅雨さえ乗り越えれば、夏はもう、すぐそこです。せっかく四季の折々を感じることができる日本に生まれたのですから、こども達には、さんさんと輝く太陽のもと、色鮮やかな夏を体いっぱいに味わってほしいと思います。

     と、言いながら矛盾していますが、夏が来ると必ず、部屋に閉じこもって、集中してみたい映画があります。細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」です。

     インターネットによる仮想空間が、現代よりもっと発展している世界で起こった大規模なサイバーテロに、日本の片田舎の一族が結束して立ち向かうという物語です。デジタルな仮想空間と、夏の太陽に照らされる田舎町が交互に描かれますが、強烈なコントラストを生んでいます。また、インターネットを介した世界中の人たちとのふれあいと、血縁者、ご近所さん、学校の仲間との、生身のふれあいの対比も印象的です。そして、その両方の素晴らしさが見事に表現されています。

     好きなシーンをあげれば枚挙にいとまがないのですが、かろうじてネタバレでないところであると、ネット上のパニックに際して、かくしゃくとして威厳のあるひいおばあちゃんが、事態の収拾を依頼するため知り合いに電話をかけるところです。「そんな昔のことをお云いでないよ、水に流して」とか「あの時の恩を忘れたとは言わせないよ」とか「そこをなんとか私の顔に免じて」など言ってほうぼうにかけあうのですが、コンピューターとインターネット全盛の世界で、スマートフォンをはじめ、暮らしのすみずみまでIT技術が行き届いているのに、ひいおばあちゃんが使うのは紙のアドレス帳と黒電話であるのが、すこぶる格好良いのです。

     息もつかせぬダイナミックな展開もさることながら、老若男女の登場人物の表情や仕草が、とても繊細に描かれています。一族が戦いに臨む真剣なとき、赤ちゃんも一緒に難しい顔をしていて、ちょっと笑ってしまいます。「アニメーション」という言葉は、絵に魂を吹き込むという意味だそうですが、正に、キャラクターのひとりひとりが活き活きと躍動しており、ついつい感情移入してしまう、このあたりも世界的ヒットに至った理由だと思います。

     せっかく、世界に誇る芸術メディアを生み出す日本に生まれたのですから、こども達には、みずみずしい夏景色を感じる、日本産の優良メディア作品を楽しんでほしいと思います。

     

    ※画像は細田守監督スタジオ地図より公式配布されたものです。


    2024.06.26

  • 3月です。

    『別れの季節🌸』

    3月ですね。今年度もあと少しとなりました。。今年度を頭の片隅で、振り返りながら、来年度への大きな変化へのドキドキとワクワクを胸に、目の前のやるべきことに向かう毎日です。私がここに来て、もう少しで1年経とうとしています。今思うと、あっという間です。(子どもの頃と、社会人になってからの年月の経つ早さがこんなにも違って感じるのはなんでだろう。大人になると早い…)

    センターの玄関に、植物(割と大きな鉢に植えられている。)があります。私がセンターに来た頃からありました。

    暑い夏の日に、いつも日陰にいるから、たまにはには、日光も浴びたい、そして水も浴びたいだろうと思い、陽が当たる外へ出し、たっぷりの水をあげると、不思議と、葉や枝が、ピン!と葉の色もきれいに(明るい黄緑色)なったように見え、その日から私は、その植物が気になり、時々同じようにお世話をしていました。ちょっと手を加えるだけで、こんなにも生き生きとするなんて。気持ちまで届いてるようです。

    人と人との関りや繋がりも、ほんのちょっとの気遣い、言葉で、お互いの気持ちが変わってきます。植物にお世話をする時の優しい気持ちのように、周りの大切な人にも、優しい気持ちを持って、繋がっていけたらと思います。

    そんなことを考えながら、別れの季節が来ます。それぞれの道で、自分らしく生きていけますように。

     


    2024.03.13

  • 🔮趣味は占い🔮

    「困っている人に正論は決して役に立たない!」私が肝に銘じてきた言葉です。
    人は変えられない。変えられるのは自分だけ。でも…
    自分が変わるしかないのは分かっているけど人に指摘されるのは結構嫌なのです。
    悔しいような悲しい気持ちになるからです。
    そんな時、私は「占い」で自分を慰めます。有名な「高島易団の九星暦」は毎年読んで、自分はもちろん家族全員の今年の運勢をチェックします。結構思い当たるものです。
    出来る事を一つ一つやるしかないと思わせてくれます。
    そしてもう一つの趣味は「手相占い」です。
    当たるも八卦、当たらないも八卦、不安な時、苦しい時の気休めには効果十分です。
    案外、手相を見ながら手を触れあうことが相互の癒しになっているのかもしれません。
    これも「アタッチメント」の一部なのでしょう。時々仕事の相談でなく手相占いの希望者(職員)が訪ねてこられます。もちろん無料です。
     
    厳しい新年の始まりになりました。困難を嘆くよりも困難に立ち向かえる勇気を持てますようにと神社にお祈りしました。


    2024.01.18