CAPTA「いのちを考える音楽会」5月13日
「教育家族」による凄まじい虐待のサバイバー、ソプラノ歌手 村上彩子さんの命の歌と語り「いのちを考える音楽会」の御案内をします。
日 時
平成29年5月13日(土) 13:00開場 13:30開演 16:00終演
会 場
カウベルホール(メインホール) 東伯郡琴浦町 0858-53-1516
5月5日子どもの日から5月12日まで、児童福祉週間です。
児童相談所の子ども虐待対応件数10.3万件、虐待死事件が5日に
1人、不登校小中学生12.3万人・高校生7万人、ニート引きこもり推定70万人、DV10.2万件、という数字を見ても、日本の子どもたちは今極めて困難な状況に置かれています。川崎市や寝屋川市の中一少年殺害事件のような居場所のない浮遊する子どもたちの被害・加害事件も後を絶ちません。
そのような中で、昨年6月3日施行の改正児童福祉法では、1989年11月20日国連で採択され、1994年5月に日本が批准した「子どもの権利条約」で言う「子どもの権利」、「最善の利益」、「意見表明権」などが児童福祉法の第1条、第2条に規定された意義は大きい。今まで「親権」は民法で規定されていたが、子どもの権利が日本の法律に初めて規定されたのです。
ソプラノ歌手村上彩子さんは、「教育家族」による凄まじい虐待のサバイバーです。今では国際的にも活躍されている村上さんは、教員の両親から、特に父親の暴力を含む被虐待の当事者としての叫びを歌と語りによって、私たちの魂に響き渡る深い感動を与えてくださいます。
死線をさまよいながら両親と決別し、働きながら東京芸術大学声楽科に7度目の受験で合格されるまでの挫折と絶望を乗り越えられた命の歌と語りは、私たちに改めて命の大切さを問いかけます。
村上彩子Facebook
いのちを考える音楽会御案内 パンフレット PDF
社会福祉法人鳥取こども学園常務理事・全国児童養護施設協議会会長
藤 野 興 一
2017.05.01