待つことの大切さ | 社会福祉法人 鳥取こども学園社会福祉法人 鳥取こども学園

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待つことの大切さ

  今年も教育棟の玄関前のハナミズキの花が満開になり、毎年変わりなくきれいな花を咲かせ楽しませてくれます。

 我が家には初夏になるとコーヒーの苗木が手に入り育てていました。
しかし、管理が難しくというより下手でなかなか冬が越せませんでした。

    詳しく説明します。4年前の6月、苗木が手に入りました。
水やりをこまめに行い晩秋までには約3倍の背丈に成長しました。
越冬が難しいとは思っていましたが、ものぐさなため外に出していたら案の定枯れてしまいました。
申し訳なく思いました。

   3年前も同じように苗木が手に入り、秋までは新芽が大きく伸び成長しました。
以前の反省を活かし11月頃縁側に取り入れました。
しかし、水の与え方が分からず、それまでよりは少し減ったもののあまり変わらず与えました。
真冬になると水を与えない日々が続き、結局3月中頃には葉が全部茶色になって枯れてしまいました。
またまた反省の日々でした。

流石に同じことは繰り返しません。2年前に学習したことを実行に移しました。
苗木は夏には新芽が出て約半年間で最初の苗木から3倍ぐらいの背丈に成長しました。
11月初め頃には台所のある居間に取り入れました。
しかし、11月頃からぱったり成長が止まり新芽は全く伸びる様子を見せませんでした。
11月以降育てたことが無かったので心配しましたが、下葉が茶色くなるスピードがゆっくりだったので、待って、待って、絶えて我慢して水は殆ど与えず様子を見ていました。
すると、なんと冬を過ぎた3月の終わり頃には新芽がむくむくと成長を始めたではありませんか。
本当に嬉しくて家族に「新芽が大きくなっている~」と叫んでいました。
3年目にしてようやく冬を越すことができました。

 我が子が成長したようで嬉しくてたまりませんでした。
手塩にかけて育てると言いますが、程よく手をかけ、たっぷり目をかけ、暑い時にはたっぷり水をやり、寒い時には、待って待って耐えて耐えてほんの少しだけ水をやり、私なりの手塩のかけ方で冬をやっと越すことができました。

コーヒーの木に「ありがとう。」と声をかけました。

 令和5年も同じように冬を越しましたが、葉っぱが少し茶色になってしまいました。
なんでこうなったか分かりませんが少し残念です。

ちなみに、コーヒーの苗木は、3年後に白い花を咲かせ実が付くようです。今から来年が楽しみです。
しかし、よく分かりませんが1本だけなら受粉しないかもしれませんね。
また、心配が増えました。


2023.05.30