リレーブログ 第7回 こころの発達クリニック 川口院長 | 社会福祉法人 鳥取こども学園社会福祉法人 鳥取こども学園

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リレーブログ 第7回 こころの発達クリニック 川口院長

 鳥取こども学園内にある診療所『こころの発達クリニック』の川口です。この度『リレー・ブログを!』と言う命が下ったのですが、コテコテの『アナログ人間』の私は、「ブログって何?」「しかもリレー?」と言うところからのスタートで、自分の走番なのにバトン・ゾーンにすら入ってもおらず、たまりかねた走り終えたばかりの第1走者の藤野園長がご老体にむち打って2週目を走ってくれました。ご迷惑をお掛け致しました。

  『デジタル』は確かに大容量の情報を効率良く素早く処理してくれて便利な物です。でも便利な物には落とし穴があるものです。現代社会もスピードを追求して余裕が生まれたかと言うと、かえって忙しくなってしまっています。デジタル時計はアナログ時計と違って、『間(あいだ)』がありません。やっぱり私には『間(あいだ)』があって、ファジーな『アナログ』の方が性に合っているようです。まぁ『ブログ』が『デジタル』って訳ではないのですが、パソコンがあってのものでしょうから。
 それから『言葉』も実はやはり『デジタル』だと思います。人と人との情緒的交流は本来『アナログ』だと思います。しかしそのコミュニケーションに、道具として文字面通りの『言葉』を使うと、コミュニケーションは『デジタル』になってしまいます。だから「言葉にすれば嘘になる」とか「行間を読む」と言う言い方があったり、「比喩・皮肉」と言う物も生まれたのでしょう。

 今年4月にクリニックも6年目に入りました。本当に月日が立つのは速いです。でもクリニックは外観も中身もそんなに変わっていません。手作りって感じです。レトロって感じです。昭和って感じです。実際患者さんがいろいろな物を作って持って来て下さったり、親しみを感じて下さったりしています。こどもたちは結構『遊びに』来てくれています。一応医療機関なのに。それで良いのだと思います。それが良いのだと思います。一つ位こんな『変な』クリニックもあって良いのではないでしょうか。クリニックに来て遊んで、エネルギーを補給して帰って頂ける、そんな居場所になれたら良いなと想っています。そのために『アナログ』感覚を失わず(『デジタル』部分も、『アナログ』に支えられた『デジタル』でありたい)、今後とも『間(あいだ)』を大切にしながら、手作りの福祉モデルに こだわった診療をして行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

こころの発達クリニック外観

こころの発達クリニック外観

子ども飛び出し注意(ワルシャワにて)

子ども飛び出し注意(ワルシャワにて)


2015.04.13