梅雨お見舞い
今年も、じめじめとした梅雨の時期がやってきました。外で遊びたい男の子は「あ~外で遊びたいのに、また雨かぁ・・・」と嘆き、オシャレに目覚めた女の子は「あ~髪がまとまらない~」と歎いています。私もこどもと同様、外で遊びたいオシャレに目覚めた36歳の男の子です。毎年この時期になると「あ~外で遊びたいのに、髪がまとまらない~!!」とひたすら嘆いておりまする。
というように、梅雨の時期が楽しくて嬉しくて仕方がない!365日24時間梅雨がいい!梅雨もコンビニのように年中無休だったらいいのに~!などと欣喜雀躍(きんきじゃくやく)する人は非常に少ないと感じます。
なぜなら、外で遊べない・髪がまとまらないといった理由の他、洗濯物が乾きにくい・霧雨って傘さすまでもないよね・・・って気がついたらめっちゃビショビショじゃん(涙)!!・ジャムおじさーん、顔が湿って力が出ないよ~(涙)!というような理由があります。
日本のように四季がはっきりした国において、梅雨という時期に生命力を感じた詩人がいました。松尾芭蕉です。芭蕉が奥の細道で詠んだ有名な俳句
「五月雨を集めて早し最上川」
誰でも1回は聞いたことがあるのではないでしょうか?五月雨は梅雨の時期(季節は夏)を表す季語で、最上川は山形県にある河川です。「梅雨の時期に降り続ける雨が、最上川に集まり、急流と化す」というような意味になります。芭蕉は雨が降る中、急流と化した最上川を見て自然の生命力を感じたのだと思いますが、雨の日に何やってんだ?と否定的になってはいけません。
希望館のこども達も、いろいろな人の支え・愛情を集めて、梅雨時期の最上川のように活き活きと成長していって欲しいと願います。
2017.07.03