「ツルのつながり」(かつらぎの家) | 社会福祉法人 鳥取こども学園社会福祉法人 鳥取こども学園

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「ツルのつながり」(かつらぎの家)

秋晴れ。爽やかな風が吹き抜ける10月の日曜日。

「ご近所さんから芋掘りしないかって誘われてるんだけど行ってみる?」

「…」

良いとも、悪いとも言いませんが、行くことにしたようです。

家先で遊んで待っていますと、ご近所さんが自転車でかつらぎの家に来られました。

話しかけられますが、緊張もしているようでおしとやかに会話は少なめです。

軍手に水筒。準備万端。

畑仕事をされている方々に挨拶をしながら、蝶々に誘われ歩いて畑を目指します。

畑に到着すると、普段触れることの少ない柔らかな土に心も踊るようで、笑顔が溢れます。

しかし、そこにはハサミムシなども住んでいて、虫にはおっかなびっくりです。

 

芋掘り開始!%e3%81%8b%e3%81%a4%e3%82%89%e3%81%8e

まずは、ツルを一生懸命引っ張ります。

「うーん!」

ツルはプッツリ。反動で水桶にお尻からダイブ。

「あっはっはっ。」

皆で笑いが止まりません。

 

土を掘ってみると、なんとびっくり!

出てきたのはカボチャみたいなお芋でした。

 

帰り道には、野花を摘んで帰ります。

「今度は何が収穫したい?」

「いちごー!」

「いちごかー?ちょっとそれはまだ難しいなぁ。高校生くらいになったら良いものが出来てると思うから…(苦笑)」

かつらぎの家に戻る頃には微笑ましい会話になっています。%e3%81%8b%e3%81%a4%e3%82%89%e3%81%8e%ef%bc%93

 

後日、「私の芋」ということで大学芋やお味噌汁として食卓に並びました。笑顔の食卓です。

 

かつらぎの家も2年目を迎え、地域の方々とともに生活させていただいていることをより深く感じております。

子どもたちは地域の学校に通い、地域の人たちに見守られながら成長していきます。

ありがたいことに地域の方々にはとても暖かく見守っていただいております。

そんな地域の方々の振る舞いが子どもたちの中に宿っていくことでしょう。

これからも地域を大切に想い、日々の生活を送っていきたいと思います。


2016.11.24