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様々な子どもたちが入れ替わり立ち代わりやってくる、すみれホームならではのエピソードをご紹介します。
エピソードその①
学園のすぐ側を流れる袋川。
そこに見慣れない茶色い小さな生き物が見えました。
子どもたちにそのことをお話しすると、
「猛獣狩りに行こう!」
「探検隊!出発!」
と、勇んでその場所へ。
現場検証(!)をしているうちに、
「怖かったなぁ。」
「変な生き物が見えたなぁ。」
「次は捕まえようで。」
と、もう本物を見た気分。
残念ながら、この時は動物を見かけることはなかったけれど、
今度来た時も、探検に出かけようと、勇んでおやつを食べに帰りました。
鳥取こども学園の周りは、いつでも未知のワクワク大魔境です。
エピソードその➁
お外でままごと。食材集めに葉っぱや石を集めて炒めていると…
「石がお肉にならんがよ!」と怒り出した女の子。
本当にお肉になると思っていた様子。
心の中で「ごめんね」と思いつつも、
できた料理で「いただきます」
ニコッと笑い、「おいしいね」と。
怒ってた顔は、どこにいったやら。
ニコニコスマイル、あらステキ。
エピソード その➂
虫が好きな男の子が、問題を出してくれました。
「アリの羽は何月に生えるでしょう?」
-4月?
「ブッブー。正解は、秋!」
-それ、季節だよ!
と突っ込むと、目を合わせて大笑い。
その後も虫問題をいくつも出してくれて、その知識にびっくり。
-よく知ってるね。
驚いて見せると、嬉しそうにニッコリ。
将来は虫博士になるのかな?と楽しみです。
エピソード その④
夕食後、ゆったりテレビタイム。
突然一人の子が電気を消しました。
びっくりしてたずねると、
「映画館だが」。
それを聞いて周りの子も
「映画館行ったことあるで」、「映画館で観よう」。
みんなでワクワクしながら暗闇で観賞。
いつもと違うって、ちょっと楽しい。
お家でも、保育園でも、学校でもない、毎日の生活からちょっと離れた場所=すみれホームで、ちょっぴり不安を感じながらも、子どもたちは色々な楽しみを見つけてくれています。
私たち職員も、その不安と楽しみを、一緒に味合わせてもらっています。
そんなすみれホームの一コマを、これから少しずつ紹介していきたいと思います。
2020.07.14
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世界中で流行しているコロナの影響で、活発に余暇を楽しむということがしにくくなり、もんもんと過ごしている方が多くおられると思います。
レジャー施設に行けない、観光地へ旅行に行けない、気軽にショッピングを楽しめない、飲みに行けない、映画を見に行けない、カラオケができない、、などできないことだらけで何を楽しみに過ごしたらいいんだ!!という日々ではないかと思います。
それでも、日常に楽しみがないだろうか
ちょっと休日、早く起きておいしいコーヒーを入れてゆっくり飲む
パンを家で焼いて出来立てのにおいを味わう
少し贅沢なバターをトーストに塗ってみる
地元への協力という心でテイクアウトのお弁当を食べる
天気のいい日に布団を干して太陽のにおいを感じる
お風呂にお湯をためてつかってみる
あえて、休日に再度目覚ましをかけて二度寝をしてみる
体が動かないときは「何もしないこと」をしてみる
こんな些細だと思うような出来事でも意外と楽しめるんじゃないかなと思います。
小さないいことを集めてみてはいかがでしょうか。
2020.06.09
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鳥取県には、
鳥取市に、子ども家庭支援センター「希望館」
倉吉市に、児童家庭支援センター くわの実
米子市に、児童家庭支援センター 米子みその
と、児童家庭支援センターが3箇所あり、年に数回県内の児童家庭支援センターが集まって情報交換をしています。東中西に別れているので集まる所はちょうど真ん中にあたる中部のくわの実さんで行い、そこには手先の器用なスタッフさんがおられ、さまざまなかわいらしい小物を作って素敵に飾っておられます。私はその、かわいらしく、やわらかい雰囲気にホッとすることがあり、この雰囲気を希望館にも持ち帰りたいと思っていました。
それがこの度、くわの実さんより、かわいらしい小鳥の親子さんがやってまいりました。待合のテーブルに飾っています。来られる方がこの小鳥と出会い、その雰囲気を感じて少しでも心がホッとなればいいなと思っています。
心が少しでもホッと出来る場所になるように、おもてなしの心を大切に皆さまとお会い出来ればと思います。
ソーシャルワーカー 岸田 有加
2020.01.21