支援センター希望館ブログ | 社会福祉法人 鳥取こども学園 - Part 10社会福祉法人 鳥取こども学園 | Page 10

社会福祉法人 鳥取こども学園は、キリスト教精神にもとづいて創立されました。その基本理念は『愛』です。

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  • こころのエール

     「初めてできた挨拶」「笑顔でピカっと輝く挨拶」「喜びを感じられる挨拶」「心配な様子の挨拶」「手を大きく振ってアピールする挨拶」「姿を見つけて呼びかける挨拶」「微かな挨拶」・・・。

     教育棟1階の窓口で、いろいろな挨拶に出会います。

     子どもたちの挨拶から『こころ』を感じ取ります。『嬉しいことあったのかな。』『大丈夫。大丈夫。心配しないでね。』『挨拶、ありがとう。嬉しいよ。』『元気ですか。元気でね。』と心の中で「あいさつエール」を返します。

     わずか数秒の営みですが、貴重な数秒です。挨拶を通して子どもたちの心を感じ取ることができるからです。そして、毎日の子どもたちの姿から、積み重ねられていく一人一人の成長を感じ取り「こころのエール」を送りたくなります。

     こんな例がありました。

     Aさんは、初めは挨拶が見られませんでした。ある日、体を曲げたまま窓口に近づいて頭を下げるようなポーズを取りました。とっさに「あっ」と思って「さよなら」と返したのが初めでした。『わっ、初めて挨拶してくれた。』と嬉しくなりました。次に来所の時に「こんにちは」と声をかけると、会釈が返ってきました。帰る時の会釈には、手を振って「さよなら」と応えました。そういう状態が、しばらく続いた後、来所時に自分から「こんにちは」と挨拶があり、とても嬉しく思いました。

     その後、日を重ねるにつれ、挨拶を通して本人の成長ぶりを感じました。「こんにちは」の挨拶の声が堂々として、巣立っていく頃には力強い足取りへと変わっていきました。この成長ぶりが、とても嬉しくて心からの拍手を送りました。

     挨拶は、社会自立に関わっても大切なポイントです。今後、Aさんが、いろいろな人との関係の中で、この挨拶が生きて働くことを願っています。

     このように、挨拶には子どもたちの日々の心の動きが表れています。どの子どもたちにも、いろいろな経験の中で喜びがあり悩みがありますが、それらを映し出しているように感じられます。

     毎日、わずか数秒の挨拶ですが、子どもの「今」が見えてくる瞬間です。

     これからも、子どもの『こころ』を感じ取り、温かな『エール』を送りたいと思います。


    2020.10.16

  • こんな野菜が出来ました!!

    すみれホームでは6月に夏野菜の苗植えをしました。

    土の栄養をたっぷり吸収し、おひさまの光をたくさん浴びて

    すくすく大きく成長しました。

    まずは、ミニトマトの「純あま」。

    真っ赤に育った「純あま」を先日収穫し、子どもたちと一緒にいただきました。

    子どもたちは「甘くて美味しい!」と大喜びでした。

    次に観賞用の「すずめうり」

      

    手のひらに納まる大きさで、つるっとしたきれいな実が出来ました。

    このすずめうりを使うと・・・

      

    こんなに素敵なものが作れます。

    収穫したら皆でどんなものを作るか楽しみです☆

     

     


    2020.09.03

  • 大事にしたいこと

        梅雨も明けて本格的な夏が始まりました。

    ただ、今年の夏はコロナウイルスの影響もあり、いつも通りの夏とはいかず、

    こういった状況では先行きも分からないため、不安に思います。

    そんな中で、これから先、何を大切にしていくのかを自分なりに考えてみました。

    色々考えていく中で、その答えの一つが「自分の意志、想いを選択して道を決めていく」

    ということになるんだろうなと考えました。

    「本当はこうしたいのに出来ない」「どうしたら出来るんだろう」

    といった、”想い”  ”考え”  があると思います。

    先行きの見えない状況だからこそ、考えたことを「言葉」にしながら道を決めていけるように、

    それぞれの価値観を大事にしながら、一緒に悩み、時には休憩しながら寄り添っていけたらと思います。

     

     

     


    2020.08.09