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社会福祉法人 鳥取こども学園は、キリスト教精神にもとづいて創立されました。その基本理念は『愛』です。

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  • 第36回『ザアカイ、今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい』社福)鳥取こども学園 事務局次長 山本隆史

    ~イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」~
    (新約聖書 ルカによる福音書19章5節)

    メリークリスマス!!
    法人事務局の山本隆史です。
    ウルトラセブンと山本隆史
    このホームページや法人のfacebookでもちょこちょこ名前を出していますが、担当者です。
    その私、50歳手前ですが空想特撮シリーズ(ウルトラシリーズ)の大ファンです。
    ウルトラシリーズが1966年(もちろん山本、生まれていません)放映開始から今年で54年になります。現在放映されている『ウルトラマンZ(ゼット)』は写真の『ウルトラセブン』の息子の『ウルトラマンゼロ』の弟子という設定です。
    その「ウルトラマンシリーズ」でも随一の人気を誇り、最高傑作との呼び声も高いのが『ウルトラセブン』。
    その第8話「狙われた街」に登場するメトロン星人は、この地球や人類を怪獣とか爆弾等で破壊し侵略するのではなく、タバコに周囲の人がすべて敵に見える効果がある赤い結晶体を仕込み(現在ならタピオカでしょうか)、信頼関係を失った地球人同士が殺し合うことで、最終的には地球人類が死に絶えるのを待つという狡猾な戦略を始めます。

    もちろんこの企みはウルトラセブンによって完膚なきまでに阻止されるのですが、最後のナレーションが、
    「人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。
    でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです・・・。
    え、何故ですって?・・・
    我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから・・・」
    という痛烈なものでした。

    新型コロナウイルスの感染拡大により、自分が感染することなど様々な不安により、感染された方やその家族、濃厚接触者、さらに治療にあたる医療従事者の方々などに対しての誹謗中傷や差別・批判の言動が残念ながら起きています。悪辣な言葉がインターネットやSNSなどに並んでいます。
    また、児童虐待に関しても「親がダメだから」「学校がダメだから」「児童相談所がダメだから」といった批判ばかりが目立ちます。
    誹謗中傷や批判する方たちは、自らの「正義の剣」を振るいます。しかし、剣は必ず相手を傷つけます。再び立ち上がれるかどうかわからないくらい深く心を傷つける場合もあるでしょう。
    この困難な時代だからこそ、私たちはお互いの絆・信頼深め、「見えざる敵」「社会問題」に皆で取り組んでいかなければいけません。
    なのに「正義」の名の下に誹謗中傷や批判を繰り返すこの地球にお互いの信頼が生まれるでしょうか?

    冒頭の聖書のことばに登場するザアカイは徴税人で、町の人々から税金を過剰にむしり取って自分の懐に入れる等、街の人々から大変嫌われていたようです。
    イエスはそのような情報は知っていましたが、それでも初めて会ったザアカイに優しく声をかけられ、その上ザアカイの家に泊まる=全面的な信頼をザアカイに示されました。
    この信頼により、ザアカイの心は大きな変化をします。
    批判などではなく、信頼=愛=大切にするを以て人と人との絆を深めていく、真の平和を実現させていく、そのようなイエスがお生まれになったのが、クリスマスです。
    あらためてメリークリスマス!!


    2020.12.06

  • 第35回『最近思うこと』 自立援助ホーム鳥取フレンド・鳥取スマイル統括寮長 山中友子

    自立援助ホームには、様々な環境を経て辿り着いた、15歳から概ね20歳の人たちが生活をしています。鳥取フレンドは、1984(昭和59)年1月4日、「OBの家」として、制度外の状態からスタートしました。私は、夫とともに藤野理事長に声をかけていただき、1987(昭和62)年2月より鳥取フレンドに携わっています。

    当初は夫と共に寮父母として住み込みで寮生と共に生活していました。当時の寮生は、どちらかと言えばやんちゃな人が多く、その場その場での対応に追われる日々でした。その度に、夫の裁量で、社会人としての対応をしてもらいました。警察や家庭裁判所や保護観察所と関わりのある人たちを受け入れることも多々ありました。事件を引き起こしてしまい少年院に入ることも。彼ら彼女らには、様々な背景や事件を起こすしかなかった事情、周りの環境などがあるとは思います。しかし、環境を変えることは簡単ではないので、結局のところ本人が現実の社会の中で生きていく術を身につけていくしかなく、本人にしてみれば恨みごとも言いたいだろうと察しますが、頑張るしかありませんでした。当時の寮生には、やんちゃするだけの元気がある分だけ「生きる力」があったと思います。

    最近思うことは、「今の若者が社会での様々な体験が以前と比べてしにくくなってきているのでは?」ということです。パソコンや、スマートフォンなどの技術の進歩で欲しい情報を手軽に瞬時に得ることが出来るようになりました。一方で、膨大な情報に振り回されたり、何か間違ったり、異なることを言えば、即座に見知らぬ多くの人から非難されたり…。生活は便利になってはいますが、生きづらいことだと思ってしまいます(私自身が、時代についていけてないからかもしれませんが…)。

    今の寮生、OB・OGたちに伝えたいことがあります。言葉で言うのは簡単かもしれないですが、「間違えても、修正はできる!」ということです。理解してもらいにくいこともあるかも知れないし、時間のかかることかもしれないですが、心のどこかで覚えていて欲しいです。「必ず乗り越えられると信じて、できることを続けてください。」と伝えたいです。

    私は今年度定年を迎えます。夫もすでに退職しており、自宅で介護が必要ですが、元気にしています。昔に比べてできることは少ないですが、「できることを。」と自分に言い聞かせつつ、人に関わっていきたいと思います。


    2020.11.04

  • 第34回『60歳からの手習い』保育所 鳥取みどり園 副園長 川下 泉

    はじめまして 川下 泉と申します。
    前勤務先から、田中園長先生・竹中院長先生には、「一人一人のお子さんのありのままを受け止め丁寧に寄り添うこと」を教えて頂き、勤務してまいりました。
    その後退職し、心の中にポツンと寂しさを感じた時、それは、『子どもを抱きしめられなくなった寂しさ』と、気づきました。
    そして、先生方にお声かけ頂き鳥取みどり園に、0歳児・1歳児の保育という未知の世界にご縁を頂戴し、半年が経とうとしています。以上児の幼児はもちろんのこと、小さな身体のお子さんとの触れ合いの時間に、今、私の心は満たされています。

    お子さんの大事な一日の時間を保育園のお父さんお母さんお姉さん先生が、全身全霊をかけて保育されている姿にたくさんの喜びと感動を頂き、お子さんの純粋無垢な笑顔と元気に励まされ、私は癒されています。
    0歳児・1歳児が、温かい保育の中で育っていく集団の素晴らしさ・集団生活のスタートが、いかに大切で、その基礎が就学前教育・保育へと繋がっていく手応えを目の前にしています。
    今日も、2か月のお子さんに140㏄のミルクを飲んでもらい、60歳の体に鞭を打ちながらも、愛おしさと達成感を感じた日でした。
    皆様との出会いに感謝申し上げます。


    2020.10.01