仕事なのか人生なのか | 社会福祉法人 鳥取こども学園

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希望館ブログ

仕事なのか人生なのか

 社会福祉法人鳥取こども学園で働いて21年の歳月が流れました。また、児童心理治療施設鳥取こども学園希望館の女子ブロック長となって、10年が経ちました。
 冒頭に「働いて」と書きましたが、私自身は学園・希望館で「仕事をしている」というよりは「生きている」という感覚が強いです。専門性や適切な業務遂行が求められるこの時代に、これはあまり褒められることではないでしょうが。

 21年も経つと、巣立ったOB・OGへのサポートやケアで動くことも多くなります。大人になった彼らの相談に乗ったり、一緒に悩んだり、良い報告に小躍りしたりしながら、一人ひとりの人生の尊さを実感します。

 私がそのように感じる大きな理由のひとつは、彼らの子ども時代を「共に生きたから」だと思います。
 子どもながらの失敗や、傷つき・悲しみやなどに付き合いながら、泣いたり悩んだりしました。小さな成長や心が通うことを喜び笑い合いました。OB・OGの相談や報告を受けるたびに、そんな日々がよみがえり、「色々あるけれど、どの人の人生も尊いのだ。」と実感するのです。

 学園には、入所・通所している子どもや保護者の方、OB・OGや職員など、優劣や順位を付けることのない尊い人生が入り混じり、流れています。そして、私もその中で人生を送っているのだなぁ。と感じます。

 時折、学園・希望館以外に身を置いた人生を想像してみることがあります。もし、大学を出る時に他の業種に就いていたら?もし、苦しさに挫けて、学園から身を引いていたら?・・・どんな人生だったのだろう?と。
 そのような「たられば」に思いを巡らせるたびに、あの人と出会うことはなかったのだな、こんな喜びは得られなかったのだなと考え、今、学園で生きる自分がとても幸せであることと同時に、学園・希望館への感謝が溢れます。

 私は鳥取こども学園希望館で何をしているのか?みんなと一緒に人生を歩んでいるのだ。色々あるけど、すごく幸せなのです。ありがとう。

女子ブロック長 水野壮一

追伸:仕事もちゃんと頑張ります!

 


2017.04.24